レンタルオフィスとは?
レンタルオフィスの契約形態は?
不動産オーナーと直接賃貸契約を結ばず、サービスベンダー(運営会社)と利用契約を結ぶ形態の貸事務所です。利用時間・利用方法・提供サービス・課金方法等、サービスベンダーによってマチマチです。ほとんどが1ヶ月単位の短期契約となっています。
レンタルオフィスの特長は?
- サービスベンダー側がイス・机・執務空間・情報機器等の設備や内装を整えており、すぐにでも業務が始められます。
- フロア内には、机・イスなどの執務スペースと、受付や会議室などの共用スペースがあります。執務スペースは、予め決められている専有利用や空いている席を自由に使う共用利用など、運営会社のメニューによって様々です。
- SOHOや小規模なベンチャーを対象としているため、様々なビジネス支援サービスが充実しています。
レンタルオフィスのメリットは?
- 賃料の6ヵ月〜10ヶ月の保証金が必要な賃貸事務所に比べ、1ヶ月程度の低額なイニシャルコストで事務所を借りる事ができます。
- 短期契約と設備準備(撤去)が不要なため、入退去以外にも契約スペースの拡大など、事業変化に迅速に対応できます。
- 比較的良い場所にあり、契約さえ締結できれば即、業務が開始できるのも魅力です。
- 電話・FAX・ネット環境など、ビジネスに必要な設備は最低限備えられていますので、自前で用意する必要がありません。また、付帯サービスも充実しており、ニーズに合わせて気軽に利用できます(有料と無料あり)。
- ビジネス提携なども含め、営業機会が増えます。サービスベンダーによっては、交流会の開催などビジネスサポートに力をいれているところもあります。
レンタルオフィスのデメリットは?
- 執務スペースが狭く、個室タイプだと圧迫感がある場合があります。
- 内装デザインやレイアウトなどの自由度はほとんどありません。
- 基本、既にない設備やサービスなどは、高機能なものへのバージョンアップや追加はできません。
- 荷物を置くスペースが非常に限られているため、商品を扱うビジネスには向きません。
- 有料の付帯サービス長期間利用すると、自前で用意した場合と比べコスト高になることがあります。
同義語・類似語
サービスオフィス
より起業家のビジネスサポートの色合いが強いレンタルオフィスを指します。
サテライトオフィス
会社から離れた場所に設置されたオフィスのことを指します。勤務者が遠隔地で働くケースと、会社のある部署や機能だけを他の場所に設置するケースがあります。
シェアオフィス
専有スペースがなく、執務スペースも他の方と共有するフリーアドレスタイプ(空いている場所を利用)のレンタルオフィスを指します。
インキュベーションオフィス
起業や新規事業を立ち上げる際のサポート機能を備えた貸しオフィスのことを指します。主に公的機関が運営していることが多いですが、ヴェンチャーキャピタルや経営コンサルタントが運営している場合もあります。
関連語
フリーアドレス
予め執務スペースが定められていなく、空いている場所を自由に使う利用形態を指します。
時間貸しオフィス
1時間や15分といった短い単位で執務スペースが利用できるオフィスです。こういったオフィスをベースに仕事をされる人達は、「ノマドワーカー」と呼び、また、そこに集う人たちでコミュニケーションを図りながら協働するワークスタイルを「コワーキング」と呼んでいます。
※通常のレンタルオフィスは、「時間貸し」に対して「期間貸し」となります。